「ここは…秘密の場所、ってところかしら
ほとんど誰も知らないの。私のお気に入りよ」
そう言いながらルイさんが水に足をつける
水面が震えて、花がおどる
一枚の絵画のような光景からは、一体なんの為にここに来たのかがまるでわからない
ただ、どことなく緊張感だけが伝わってくる
「セナ、あなたもつけてみない?
案外気持ちいの。きっと気にいると思うわ」
「はぁ、…」
ルイさんに促されるまま、足を運ぶ
ヒヤッとする感覚はするが全然嫌な感じはしない
むしろ包まれるような、そんな不思議な安心感さえ感じている
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…