「あの、ここは…」



二人からの話を聞き終わって、俺は少し変な気分になっていた



もちろん、俺は避難補助に参加するつもりだ

不謹慎かもしれないけど、滅多にないチャンスには変わりない



それに、しばらくの間憧れの人たちから鍛えてもらえるんだ。参加しないなんて選択肢はなかった



ただ

“本当にそれでいいのか?”

という疑問が浮かぶことに引っかかっていた



なんだかそれだけでは足りないような気がして
だからといって俺に何かできるわけでもないし



自分でもよくわからない感情に少し戸惑っていた