“私は何者なのか”



私が目覚めた時、周りにいた人たちはみんな泣いていた



私に何があったのか
考えても何も出てこない



その時覚えていたのは、そこにいた中の何人かの人の名前や断片的な記憶ばかり

名前を知っていたといっても本当にそれだけで、その人との思い出は分からなかった



ただ特殊部隊という場所はとてもしっくりきている自分がいる



どうやら、私は隊長だったらしい

それが本当ならしっくりくるのも納得がいく



私は徐に両手を空に掲げて力を込める