残っていた魔力を全て使い、みんなを守ろうと決めた



結局それは失敗だったわけだけど、それでもほとんど全ての力を使い果たした代償は高くつき、私は全てを失っていた



「私は今さっきほとんどの記憶を思い出したの。あなたたちとの思い出も、“ガイア”としての記憶も」



「よかった…!
もし、一生思い出せなかったらって……うぅっ…」



「ルイ元どおり」



「ただ、戻ったのは記憶だけ
魔力はまだ私にはないの。今はヴェルディに貸してもらっているだけよ

だから、まだ昔みたいにみんなと活動することはできない」



喜びも束の間、一気に表情が暗くなっていくのがわかった



「まじかよ…
いつになったらルイの魔力は戻んだよ」