すとろべりぃきゃんでぃ




そう言って振り返ると、上にいた男と目が合った

着崩した制服も、少し目にかかった髪も、明らかに校則違反だ。


だが、彼には言葉にできない魅力のようなものを感じた。


よくみれば、恐ろしく顔が整っている


「こんなところでぴゃーぴゃー泣かれても、うるさいし迷惑なんだけど」


なのにこんな暴言を吐くのだからびっくりだ


「ご、ごめんなさい。今すぐ出ていくわ」


あんなことを言われて全力で言い返したい気持ちになったが、今の私にはそんな気力もなかった。


「…別にいいけど」


「はあ?あなたが迷惑って言ったんでしょう?」


訳が分からない。迷惑って言ったと思えば別にいいと言ったり…
だけど今の私にはそんな小さなことでもスルーすることができなかった。


「…意味がわからないわ!
無理に同情なんてされたくない!!
私の存在が邪魔なら邪魔って言ったらいいじゃない!!!
どうせは私は誰にも必要とされないのに!」


止まらなかった。止めようと思っても勝手に口から零れてくる。
日頃のシンパからの心無い悪口、男達の下心が丸見えな接し方。
そんな全てに嫌になっていた。
それを今、なんにも悪くない男の人にぶつけているのだ