すとろべりぃきゃんでぃ

龍夜と別れ、教室へ向かうわたしの足取りはだんだん重くなっていく。



友達が居ないからなんかじゃないわ。なんて心の中で強がってみる。

まぁ見てなさい、本当の理由はすぐにわかるから。



「 クスクス…あの子よ、龍夜くんといつもベタベタしてる子 」


「 本当?美人だからって…………調子に乗らないで欲しいわよね 」



また始まった。
龍夜がモテるのが悪いのよ…全く。

顔も学力も先生からの信頼も何もかも手に入れているわたしが羨ましいのか、毎日わたしには龍夜のファンからの心無い言葉が浴びせられる。


いいじゃない
わたしは龍夜の事なんか好きじゃないしあなた達が持っている 友人 ートモダチー が居るじゃないの。


思ったよりわたしの心は弱いのかもしれないわ。いつもはこんなふうに言われてもなんとも思わないのに。
疲れてるのかしら……。

気付いた時にはわたしの瞳から涙が溢れていた。
馬鹿みたい。何よこれ。
こんなに傷ついて居たなんて。
止めないと、あの女達にまた笑われる。

そう思えば思うほど止まらないのが涙というもの。
もう駄目……とその場を走り去ろうとわたしは1歩を踏み出した____...