「奇跡の微笑みって言うのかしら……」
日下部さんの瞳がポーッと熱を持ったように上条勝利を見る。
「普段の笑みは作り笑い。それは誰もが知っていることなの。でもね、あんな風に、本当に稀に、メガトン級の微笑みを浮かべる時があるの。あの笑みを一度でも見たことがある人は、彼に魅了されてしまうの」
「その意味、何となく分かるような気がするけど、まさか、弥生、心変わりしたのか!」
山下さんの慌てた様子に、日下部さんがクスッと笑む。
「おバカさん。そんなことあるわけないでしょう。舜だって、あの顔を見た時、同性なのにポッと顔を赤くしていたじゃない。それと同じ」
そうだったの?
「あっあれはだな……」
それって、ボーイズラブの世界じゃないか! その瞬間を見たかった。
「おいおい、そこ! 君たち、会話が丸聞こえだよ」
エッと前を見ると、上条勝利が呆れ顔でこちらを見ていた。
「言っておくが、万が一、山下君が僕に興味があったとしても、僕は男性はないから」
上条勝利の言葉に、山下さんも、「俺もです。弥生だけです!」とテンパりながら叫ぶ。その横で日下部さんが真っ赤になる。
日下部さんと山下さんって、なんかこう、可愛い二人だ。
日下部さんの瞳がポーッと熱を持ったように上条勝利を見る。
「普段の笑みは作り笑い。それは誰もが知っていることなの。でもね、あんな風に、本当に稀に、メガトン級の微笑みを浮かべる時があるの。あの笑みを一度でも見たことがある人は、彼に魅了されてしまうの」
「その意味、何となく分かるような気がするけど、まさか、弥生、心変わりしたのか!」
山下さんの慌てた様子に、日下部さんがクスッと笑む。
「おバカさん。そんなことあるわけないでしょう。舜だって、あの顔を見た時、同性なのにポッと顔を赤くしていたじゃない。それと同じ」
そうだったの?
「あっあれはだな……」
それって、ボーイズラブの世界じゃないか! その瞬間を見たかった。
「おいおい、そこ! 君たち、会話が丸聞こえだよ」
エッと前を見ると、上条勝利が呆れ顔でこちらを見ていた。
「言っておくが、万が一、山下君が僕に興味があったとしても、僕は男性はないから」
上条勝利の言葉に、山下さんも、「俺もです。弥生だけです!」とテンパりながら叫ぶ。その横で日下部さんが真っ赤になる。
日下部さんと山下さんって、なんかこう、可愛い二人だ。


