「条件4は、私の恋愛に口出ししないこと。私が誰を好きでどんな恋愛してても黙って見てるだけ」 「つまり、都合のいい男になれと」 「そういうことじゃないけど、とにかく私の恋愛には口出ししないで」 むちゃくちゃな条件なのに、亮介は頷くだけで先を促す。 「条件5、これが最後。私が卒業したらふたりの関係はおしまい」 「ふーん。じゃあ1年間の期間限定恋愛ってわけだ?」 「そう。どう?これでも付き合ってみたい?」 私の言葉に亮介が今さら?みたいな顔をする。 「もちろん」