年下彼氏



一つため息をついて下駄箱の反対側に回る。

うなだれてる亮介の後ろからそっと声をかけてみる。


「見ちゃったー」


すごく驚きました、って感じで亮介が振り返った。

こんなとこ見られちゃうのは、やっぱり年下って感じ。


「・・・美奈子、いつからいたの?」

「付き合ってたっけ?のとこらへんからー」

「うわ、最悪じゃん・・・」

「うん、最低だね」