そんな亮介だったから、好きとか恋とか愛とか、信じてみようかなって思った。 ・・・そう、思えた。 “俺のこと真剣に考えて?” 真剣に言った、亮介の顔を覚えてる。 次は私が伝えなきゃ。 そして、亮介のことをもっと知りたい。 *** 翌朝目が覚めたら、秋晴れのいい天気だった。 窓辺に置いたスノードームが、陽光を反射してキラキラ輝いていた。