年下彼氏



***



突然の、亮介パパの帰宅。

キスしてるのを目撃されて。
なぜか、ハグされて。

ぎゃあぎゃあ騒ぐ亮介をほったらかすことに決めたらしい亮介パパに、お土産があるからとキッチンに通された。

なんだか気恥ずかしいまま、出された紅茶に口をつけた。

隣で亮介も不機嫌そうに紅茶を飲んでる。



「・・・美奈子、今笑った?」

「ん、いえいえ、笑ってません」

「ぜってー笑った・・・」

「・・・拗ねた顔してる亮介が悪いんだよ」

「そりゃ拗ねるよ。あとちょっとでエッチでき――」

「できないから。絶〜っ対しないから、大丈夫」



・・・あのまま亮介パパが帰って来なかったら、危なかったかもしれないけど。

やっぱり、慣れてるな。

あの行為の進め方は、慣れてる。