「発情は、美奈子のせいなんだけど」
「はぁ?」
「どうしようか?」
なんかやっと自分のペース戻ってきたな・・・。
美奈子にだいぶペース乱されたけど。
「・・・ど、どうしようかじゃない!グラウンドでしょ!!」
「誰も見てないって」
さらに近づけば、美奈子がベンチの一番端まで後退る。
・・・それ以上は落ちるってわかってんのかな。
「だめ!おとなしくしてなさい!」
・・・だから、そんな頬染めて言われてもなぁ。
「誰もいないから大丈夫だって」
「それは周りを確認してから言うセリフだな。さっきから至近距離にいるんだけどな?」
「・・・っ!!」
突然俺の声でも美奈子の声でもない声が聞こえて、慌てて振り返った。

