どこか不満そうな顔をしてこっちにやってきた美奈子は、おとなしく隣に腰を下ろした。 おぉ、来た・・・。 珍しい殊勝な態度に驚いた。 浴衣だから?浴衣だからなのか? 「何よ、じろじろ見て・・・」 「いや、おとなしいなーと思って。綺麗だね、買ったの?」 胡散臭そうにこっちを見てる美奈子を久しぶりだな、と思う。 「似合ってる?」 「もちろん」 さらに胡散臭そうにした美奈子が何かを言いかけた時、花火の打ち上げが再開した。