はあ、と又もやため息を吐く土方。

それもなんか色気あるし…ほんと何なの


「意味わかんねぇ事言ってないで、言え。お前はなんだ?」


『河合 流唯だよ』


「自己紹介しろなんか言ってねぇーだろうが「河合 流唯さんですか!よろしくお願いしますね!僕の名前は…」総司ぃいいいいいいいい!!てめぇは遮るな!俺が話してるだろうがあ!!」


『俺様イケメンにがて……』


「うわー…土方さんは何様なんですか。それちょっと引きますよ」


「副長…」


一さんだけ泣きそうな声になってるよ、僕と沖田さんはばかにしてるのに

まあ、優しいけど土方には逆効果だよ


「斉藤!その目をやめろ!なんか泣きたくなる!」


哀れんだ目だもんね、あれは


「ってちげぇーよ!話ずれまくりじゃねぇーか!」


自分でツッコんでる……







「えーっとだな、河合だっけか?なんでてめぇはここに来た。で、おまえは異人か?妙な着物だが…」

「来た理由は僕が案内したから?ですね」

『結構、迷ってたけどね』


なんで迷ったの?
いつもいるんだよね?
見廻りのあと、ここに帰って来てるんだよね?
なんで迷うの?


「そんなこと聞いてねぇーよ!てかお前、なんで迷ってるんだ!!お前はだれだよ!」


「むぅ。失礼ですね。僕は沖田 総司ですよ」


「なんでお前はそうやって解釈するんだよぉおお!?ちげぇーだろ?!ここは新撰組です!だろーが!」


「そう言ったら、土方さんはなんて言うんです?」


「だったら迷うなよぉおー!?って言うな。」


あ、ツッコム気満々だったんだね


「土方さんは僕にボケてほしかったんですか?やだですよ、そんなの」


「てめぇがいつもしてくるのは何なんだよ!!」


「あんなのじゃれ合いですよ」


「どこがだよぉお?!」


じゃれてるよ、十分。

僕と一さんが引くくらい