ちょっと緊張しながら、観察する
で、思いました。
屯所の中って思ってたより、広いなあ
いや、見た目からして予想はしていたけれども想像以上だった
まあ、隊士多いもんね
『あの沖田さん、隊士って何人くらいなの?』
気になるよね
未来ていうか現代ですら曖昧だし
……あれ?わかるんだっけ?
もうわかんないや、僕興味なかったし
だからこそ、気になる回答
何人なんだろ?
「んー……どうでしょう?」
…………は?
顎周辺を人差し指でなぞりながら、首を傾げる沖田さん
ねえ、殴りたい
「僕もわかりません!あんまり気にしませんので。」
『きみ、それでも新撰組?』
「はい!」
笑顔で頷くとか、予想外だったよ
「まあ、ここは土方のところにでも行きましょー!」
その土方のところに行くつもりなんだけどね
忘れてたの?きみ
『じゃあ、沖田さん。土方ってイケメ……かっこいいの?』
「いけめ…?」
『そこはスルーしてほしかったな』
「するぅー?」
『……で? か っ こ い い の ? 』
「僕はきらいです!だから、きもいんじゃないでしょうか?」
なにその沖田基準
沖田さんがきらいな人って必然的にきもいってなるわけ?
なにそれ、かわいそう
まあ、扱いって言ったら一矢と同じキャラなんだよね
「梅の花 一輪咲いても梅は梅」だっけ?あれは中々、おもしろいよね
会ったらばかにしてあげよっと
え?ひどい?……そんなのしらないよ
てかさ
ガラッバキバキィイイ……
「土方鬼方さぁ〜〜〜〜んっ!来ましたよぉ〜〜〜!!」
「総司ぃいいいいいいいい!!
てめぇはちゃんと許可取ってから開けやがれ!!てか、どうやったら襖が潰れるんだあぁああああ!!!」
僕より沖田さんの方がひどいから



