「佳織、おはよ!」


来た。出来ればこの男の話はしたくないのだが…一旦切ろう。


「渚、おはよう」


この子は九条渚。私が気軽に話せる友達。


別に友達がいないわけじゃないが、一番気楽に話せる。


「ねえ、今日見た?!王子!」


「私はイケメンに興味がないの知ってるでしょ」


「そりゃそうだけど!でもあの王子は絶対性格も良いよ!」


「どーだか」