小ぶりがバッグひとつだけで一階に下りると、父親は、酒を飲みながらぶつぶつ言っていた。 「奏がいれば…」 この人の心の支えは弟だったんだ。 心の中でさよならと呟いた。 ミセイネンの私が親なしでどこまで生きれるのか正直分からない。 でも、母に似た女の顔を最大限利用してやる。