男の子はどんどん都会のビルの間を私の手を引いて歩く。 この子は私が掴んだ指だけ差し出していて、離そうと思えば出来るくらい。 私が指を離さないのは、冷たい手が少しだけ暖かくなればいいな?なんて思っていたり。 今からどこへ行くのか、興味半分、無関心半分くらい。 でも、明らかにどこかの会社のビルの中に入って行って、受付のイケメンに手を挙げて顔パスして、エレベーターに乗り込んだ、この状況は…… とっても、恐い。