「あ、あんちゃん...?」




少し強引な所も。


甘い声も。


優しい所も...




大好きなのに。





あなたは 私を好きな訳じゃない。



苦しいよ。



好きじゃないなら...


そうやって、優しくしないでよ。




私を、困らせないでよ。




「はぁ、あ、はぁ......



〜〜ガハッ...!」


突然の、

予想もつかなかった発作に、胸が締め付けられる。





「あんちゃん!?



「〜〜ッああっ...ゴホッ...!」





苦しい。



もう、嫌。



苦しいの...いらないよ。




ふっと真っ暗になる目の前。



徹夜して、思いっ切り走って泣いたら、発作が起きるのも当然だ...。




でも、気を失って良かった。





大我君に、苦しめられたくない。






大我君を、困らせたくなかったよ。