「さぁ...ここが君の教室だよ」




先生が立った扉の上には、『1-A』とある。




「はい...!」



私の...教室。



勉強出来るところ。





友達と笑いあって。



帰りにはカフェ行っちゃったりして。




そして...いつかは


好きな人ができて...。




彼氏も欲しいな。





ガラッ...




先生が勢いよく開けた教室からは、東日が 漏れてきた。






「オース! Good morning !」




英語の先生ならではの挨拶で始まったホームルーム。






私は、先生の横を ちまちまと追いかけた。