「ねぇ、ルカちゃん。......俺ね、ルカちゃんの事好き。」 彼は迷いのない目でそう言った。 突然の告白に頭が真っ白になる。 唐突なことで、なんて答えたらいいのか分からず思わず口篭っていると、彼は優しく笑った。 「まだ、.....まだルカちゃんの1番じゃなくていい。俺を利用しなよ。」 「何言ってるんですか。私は......!」 「中途半端は嫌だ、でしょ?」 言おうとしていたことを、言い当てられたことに私は驚きを隠せなかった。