だが、さっきから目の前をチョロチョロされるのは、喧しい〈やかましい〉。

そこに、「またか」と、この光景に笑い、呆れながら教室に入る人影。

洸「た、たっちゃ~ん!!」

「うわ、洸何で泣いてんだよ!?」

そう言ったのは、櫻崎 祐(さくらざき たすく)。いつも一緒にいるのは、俺と洸と祐とあと、もう一人。

「洸、またみっくんに、あしらわれたんでしょ」

洸「そうなんだよ!酷くない!?」

『五月蝿い。黙れ洸』

祐「はは、二人は相変わらずだな」

こいつらは、オレの性格を気にしない奴らだ。

さっき入ってきた女は、可愛い系女子(に分類されるだろう)天宮 志優(あまみや しゆう)

コイツらは、一応俺の親友(?)