ナツキは羽柴の顔を想像してリュカへのフォローを途中でやめる。



あの人とどうにかなるのは恐ろしい。というか、女になったら羽柴の場合余計にたちが悪い気がする。





「なっつん、もっとボクの事シノミんにアピールしてよ!もう!」




頬を膨らませて怒るリュカに謝ろうとしたナツキは、彼女の身体の一部に再び違和感を覚える。





何時もは大きな帽子で隠れている頭の上、とても小さな尖った白いものが見える。ナツキは思わずそれに手を伸ばしていた。






「え……これ、何?……角?」