シノミヤの態度が全く変わらない状況なのにもナツキは違和感を覚える。 確か、リュカと初めて会ったときにシノミヤは、そんな趣味はない、と否定したのだ。 だから、ナツキも少年だと確信を持てたはずだった。だが、今のリュカの身体は間違いなく女性のもので……。 混乱しているナツキに気づいたのかシノミヤは溜め息を溢すと、リュカの事を指差す。