「あ、カヅ、さっきなんか言いかけてなかった?」

みのりちゃんと新一くんが来たときに、何か言いかけてたよね。

「・・・・・・」

先程も不満そうだったが、より一層眉間にしわがよる。

「ええ??どうした?」

なんできれてるの??

「んでもねーよ」

「えっ!?ち、ちょっとまってよー!!」

意味わかんない!!

カヅはそのまま家に急ぎ足で帰って行った。

「なんなの!?」

さすがに夜に公園に置いて行かれた私の怒りは爆発しかけていた。

そもそもなんで呼び出したのよ!!

「ねえね、カヅくんどうしたの?」

みのちゃんと新一くんだ。

気になってこっちに来たらしい。

「わかんない。なんかいきなりキレて帰っちゃったの」

「カヅくん、変なのー。」

「ねー。」

そして、ふと公園の時計をみると、

げっ!!もう7時!?帰んないと母さんにおこられる!!

「やだ、もうこんな時間!?」

みのりちゃんと新一くんはまだ遊ぶ気満々だ。

「そろそろ帰ろう。私がお家まで送ってくから。」

「うん、わかった!みのりちゃん行こー!」

「まって〜」

ほんと可愛いな( *´艸`)

私は、その日は2人を家に送って、家に帰ってすぐに寝た.

カヅ、どうしたんだろ。

その日の夜はそのことしか考えていなかった。