真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~

ある晴れた日ーー。私達はニューヨークの市役所で結婚式を挙げた。

チェルシーの古着屋で見つけた40ドルのシルクのワンピースは、なかなかの掘り出し物。

特に気に入ってるところは、まるでシュークリームみたいな可愛らしいパフスリーブに、胸元は大きくV字に開いた大人っぽいデザインで、セクシーさと可憐さを兼ね備えているところ。

胸元を彩る縦にあしらわれたくるみボタンと、スカート部分がマーメイドラインという上品さもポイントが高い。

お気に入りのクラシックなワンピースにシンプルなパールのネックレスを合わせて、まとめ髪にはベールの代りにヘッドドレスを付けて、私のウェディングファッションは完成。

隣を歩く彼は、今日はさすがにビジネススーツではないけれど、それでも花婿が着るタキシードに比べると少しカジュアルダウンした黒のフォーマル。

そんな私達の小さな結婚式に参列してくれたのは、私の母。

『......生涯、共に助け合い愛することを誓いますか?』

司祭の導きによって誓いの言葉を述べる。

『はい、誓います』

胸を張り、真心を込めた言葉がホールにこだました。

横目に映ったのは立会人として私を傍らで見守る母の目頭を押さえる姿だった。

花嫁の母としての感慨深い様子に私も胸が熱くなった。

今、私の夫となった彼があの老舗のジュエリーショップで永く変わらない想いを告げてくれた後すぐに、母と私は再会を果たした。