「...キャッ!」
爆風が到達したのか、凄まじい爆風による衝撃で、なのがバランスを崩して転んでしまった。
それに驚いた桃音も、バランスを崩してドミノのように転んでしまう。
「大丈夫!?二人とも...」
元々バランス感覚の良い姫華は姿勢を保ち続けた。幸子と美羽も、何度も転びそうになったが何とかバランスを保った。

しばらくして、やっと衝撃が収まると、桃音はふらつきながらそれでも勢いよく立ち上がって言った。
「ふー。怖かったなぁ!じゃあ、外に出よっか!狭いし!」
「ダメだよ桃音!外に出ないで!」
美羽は桃音を強く掴んだ。当たり前である。
何故ならば、そとはミサイルによる放射線で溢れているから。
「外は危険だから、絶対出ないで!」
美羽は、もう1度厳しく忠告した。