ハギは、少しだけ恥ずかしそうに俯いた。


白い、綺麗な肌が、いちごみたいに赤くなってる。



「スーパーでなにかったん?」

話をそらし、目を泳がせるハギ。



「あ、シチューの、材料」

袋を差し出すと、

へーって顔した。


「じゃあ、楽しみにしてるわ。出来たら呼んでな、部屋おるから」


「あ、うん。」


ハギはスタスタとリビングを出ていってしまった。




いや、わかりにくっ



なんとなくだけど…。

ハギは、私がどこかに行ったのか、って

逃げたのか、って

焦ったんじゃないかなあ。



ま、いいか。

シチューつーくろ。