「ハギ?」



呼びかけても誰も返事はしない。


静かに空気に溶けてしまった。


なんか、前の私みたい。


おはよう、おやすみ、も言わずに一日を過ごす私。



昨日の1日だけで、ハギが、たくさんのものをくれたから、


それがないと、さみしいのかも。




机の上には置き手紙があった。






出かけてくる
自由にすごしててな





簡易な文章だった。