「君は、どこで寝る?」



んーもう!

さっきから、気になってたけど…


「ハギってば、きみって呼び方なに?」


ハギはぎくっとしたように目を泳がせた。



私もそんなこと気にするとかおかしいんだけど。


「だって、緊張するやん!そんなんはええの!」



「ぷっ」

大人なのに恥ずかしがるハギが可愛くって少しだけ笑ってしまった。



「よっし、一緒に寝るかあ〜!」


「寝るかアホ」



たった、数時間一緒にいただけなのに。



居心地が良くて。



なんでも、言えそうな気がした。