「うーん、じゃあ、なんで私のこと好きなの?」



ハギは、じわじわと目を丸くさせた。


「え、なんでって」


戸惑うハギが面白かった。


不覚にも、誘拐犯なのにかわいく見えた。




「昔から好きやねんもん、しゃあない、なんでとかはわからん」


頭をガシガシと掻いて、頬を赤くさせたハギ。



「じゃ、血液型!」


「うぉーい、さっき、告白的なんしたのにスルーするなよ、あ、ダジャレ言っちゃった」


「え」


「え、てなに」




こんな感じでワイワイ、質問タイムをしていた。