闇の中で生きる双子

翼said

僕は何故か屋上にいる

遡ること30分前......

喧嘩が終わって僕は気配を消して裏庭に行って寝てたのに起きたら屋上のソファーに寝かされてた

『......』

春「ごめんね〜寝てるのに連れてきて」

チッ人の安眠を......

宮「殺気出てますよ」

椿「何の用なの?」

蓮「何で喧嘩ができる....」

こいつ椿の質問スルーして僕に聞いてきてるし

椿「別にいいじゃない出来ても」

柊「こいつの強さは俺たち以上だ世界No.1暴走族より強いのはおかしい」

ただ弱いだけじゃないのか

椿「別に翼は習い事してたからだよそれが強くなってるんじゃないの?それと翼は絶対訓練してないからだろって思ってるよ」

蓮「お前の口から聞きたいんだよ、翼」

はぁ......

『知ってどうする』

蓮「仲間にする」

『はっ、弱いもの同士が集まって何が楽しい、僕は椿といるお前達とつるむ気は無い』

椿「翼......」

『僕はお前達なんかと仲良くする気はない』

椿「なんで姫にしたいの?」

蓮「お前達、特に翼お前の目が闇に埋もれてるからだ」

『!!!!』

椿「なんで......」

蓮「お前の目は助けを求めてる目だぞ」

『求めてない......助けなんか求めてない、僕に関わるなお前達みたいなやつが一番嫌いだ、人の闇に土足で入って汚していく奴らなんか嫌いだ』

僕は屋上を出た

チッ....

あの総長なんか苦手だ....

全部を見透かすような目......

あの人みたいだ

?「あれ?さっきの子だ」

『......』

?「君さっき運動場で族を倒した女の子でしょ」

『......』

?「喋らないんだ、僕は隼人!よろしく」

『どいて......』

隼人「えぇ〜!ねぇ!僕達の総長にあってくれない?話があるみたい!」

『無理......』

隼人「でもさ連れてこないと僕が総長に殺される〜!」

『いいんじゃない......』

?「おい、隼人見つけたなら連れてこいよ......」

隼人「だって!行かないっていうんだもん!」

『誰だよ......』

翔「翔だ、」

『どいて、』

僕は翔とか言うやつのあいだを通ろうとした

パシッ!

翔「ちょっとこい、話がある」

そう言って僕の腕を引っ張った

『離せ、離せ!!』

翔「うるさい」

そう言うと僕をお姫様だっこした

『!!!!』

男に触れられてる......僕はそう思ったら気を失った......

『!!』

隼人「あっ!起きた!大丈夫?翔がごめんね」

『......』

『僕の携帯は』

翔「ここだ」

『かせ...』

翔「話が終わってから返す」

『チッ話はなんだ』

翔「なんであんなに強い」

『お前達には教えない、それより人数が増えてる気がする』

隼人「あぁこの人達は」

プルルルル!プルルルル!

翔「チッまたかよ...おい椿ってやつから10回ぐらい電話来てるぞ」

『!お前それ全部切ったのか?』

翔「あぁ」

『バカ!貸せ!』

ピッ!

『もしもし』

椿「どこにいるの?!もしもしじゃないだろ!全部切りやがって!!」

聞いての通り椿は僕が電話やいきなり居なくなったりするとこうなる

『気絶してた』

椿「えっ?!気絶?!なんで?!男の子に触られたの?!」

『まぁ、GPSで来てね』

ピッ!

『妹が来るまでに話をしろ』

翔「お前は何者だ?」

『普通の人』

隼人「普通の人があんな人数倒せないよ〜!」

ガラガラ!!!

ギュッ!!

椿「翼...よかった、いなくなるかと思った」

『大丈夫ここにいる、ごめんね僕達帰るから答えは自分たちで調べな...』

椿「お前達か?私のお姉ちゃん拉致ったの?」

『椿、大丈夫だから行くよ』

椿「分かった、次こんなことやってごらん?ギザギザに切り刻んでやる」

『椿、そんなことは言っちゃいけないって前言っただろ行くぞ』

僕達は一緒に家に帰った

椿「大丈夫?」

『大丈夫、電話出れなくてごめんね』

椿「大丈夫だよ気絶してたなんて知らなかったから」

椿「あの人たちは??」

『知らん......興味ない』

椿「そう、」

僕達はそれから学校を出て家に帰り、夜まで適当に過ごし寝た