いつもは聞かないけど、今日は聞いてみようと思った

あの女の人との関係を


伝えてみようと思った、妊娠のこと、お義母さんに一緒に暮らそうと言われてること



『玲央、あの、、さ?』

「なに?俺疲れてるんだけど」

『でも、あのねっ』

「うっせえんだよっ!!!」




拒絶された


頭は真っ白で、目の前は真っ黒




1人でどこかに取り残されたような感覚になった








そうしたら、目の前が歪み始めて、私の頬に涙が伝った


『っ……』


涙は止まらない





「めんどくせぇ」

ぽつっと呟いた玲央の一言がまた私が涙を止めることを許してくれなかった



『ごめんね、、、』


私は玲央にそう言って自室に向かった