先生の背中。




「…先生?」



寝ているフリをやめて今起きたばかりってかんじで先生を見た。





「お前何2時間も寝てんだよ!ほんとはけびょうだろ~?」


と言って私のおでこにでこぴんした。




いつもと何も変わらない先生。
だけどすごく優しい顔してる。





「サボってるんじゃないもん!頭痛いの~!!」





「風邪ひいてんのか?」


「多分ね。」



「バカは風邪ひかないはずなのにおかしいな~。笑」



「バカじゃないもん!」


こんな風に笑いあって話せることはもうないと思ってた。




やっぱり好きって言ったのは間違いだった。


一生片想いでもいい。


先生が私に笑いかけてくれるだけで幸せなんだ。