1人プールサイドにとりのこされた私は、それからずっと先生を見ていた。 昼休みの出来事。 「岡田ってかっこいいよね~!」 りかが急に言い出した。 「何組の人?」 「1年じゃないよ!体育の岡田先生のことだよ~!」 えっ? あまりにも突然すぎて言葉が出ない。 「ねぇ、ゆい聞いてる?」 「えっ?あっ、聞いてるよ。」 「りかね~、ちょっと好きになりかけてるんだ!ゆいにしか言わないんだから誰にも言わないでよ?」 「うん…。」 りかからの衝撃告白にまだ理解できてない自分がいた。