先生の背中。

「先生身長高いね～、何センチあるの？」



「１８０センチ。普通くらいだろ？お前ちっさすぎだよ！何センチ？」





「ちっさくないよ～！１５４センチあるもん！」



「十分ちっさいよ！手出してみ？」




手を先生に差し出すと、先生は

「お前、手もちっせ～！」
って言って、私の手と先生の手を合わせた。






キュンってなった。
胸が絞めつけられる感じだった。







先生が首にかけていたストップウォッチが鳴って、

「おとなしく見学しとけよ！」

と私に言って、みんながいるプールに行ってしまった。