話しをしているうちに、田中さんは、 生きる希望を失っていなかった。 未来のことを見据えていた。 でも、逆に怖くなった。 私もいつか、こんな風に言葉も発するにも 辛くて、車いすの生活になるかと思うと、 手が冷たくなった。