[奏汰side]
...なんだ?
最近やけに李花がベタベタしてくる。
...いや、別に嫌じゃないけどさ、付き合ってるし。でも俺...
高橋が好きなんだけど...
最初はちゃんと李花が好きだったんだよ。
でも、どんどん距離ができて悩んでたとき、いつも高橋が相談のってくれて、励ましてくれたんだ。
「...奏汰?」
「...ん?」
「...まだ...怒ってる?」
「...いや?」
「ごめんね、ごめん。ほんと、あの人はバイト先の先輩で、なんにもやましいことはしてないよ」
「...うん。わかったよ。怒ってないから、な?」
李花が言うには、バイト先が同じだから一緒に帰ってただけらしい。
高橋には言ってないけどさ...俺、李花とあの人がキスしてるところ、見ちゃったんだけど。
もう本当に怒ってないけどさ、っていうかもう、
...冷めちゃったよ。
...でも、別れようって伝えられない俺は、やっぱり心のどこかで李花が好きなんだ。
...どうしたらいい?俺は、どうしたいの?
わかんねぇよ...
[奏汰side 終]

