極上の愛をキミへ

呆れて、文句1つも出てこない。


「朝比奈専務は、いつまでここに居るんですか?」

「さぁ?気が済むまで」


それは、いつですか?

一刻も早く、こっちは出て行って欲しいのですが!


「お前の家だから、俺のこと気にしなくて良い」


いや、そういう問題じゃないんだけど!

むしろ、もっとこっちのことを気にしなさいよ!

あたしは諦め、洗濯を始める。

洗濯が終わる時間を利用し、家事をこなす。

洗濯が終わったのを確認し、男から借りた服たちを苛立ちを込めて、乾燥機へとぶち込む。

自分の服たちをランドリーに干し、一息ついた頃。

男は、呑気にソファで瞳を閉じていた。

なんて自分勝手で、マイペースな男。