極上の愛をキミへ

黒のスキニーパンツに、少し広めのゆるっとした白の七分袖のTシャツ。

オフィスファッションと違い、楽で良い。


「私服も部屋、想像通り過ぎて笑える」

「笑うとこ、ありました?」

「あぁ。なぁ、何か作ってよ。腹減った」


何かと言われても、食材あったかなぁ?

冷蔵庫を開け、残り物を確認する。


「有り合わせで、よろしいですか?」

「食えるもんなら、何でもいい」


そうですか。後から文句なんて、一切受け付けませんからね!

キッチンに立ち、パパッと適当に料理を始める。

こんなもんで、良いか。

皿に料理を盛り付け、テーブルへと運ぶ。


「お口に合うか、わかりませんが」

「どうも」


そう言い、男は料理に手を付けた。