極上の愛をキミへ

次の瞬間、フッと目尻を垂らし、笑い出す。


「お前でも、そんな顔すんだな」


どんな顔よ!

確認ができない以上、自分がどんな顔をしてるかわからない。


「まぁ、悪くない」

「何の感想ですか」

「俺の、個人的な感想。他の男に見せんなよ」


ポンッと、優しく頭を撫でる。

その温もりが、妙に心地よかった。


「あ〜、腹減った。飯でも行かね?」

「替えの服がないので、帰りたいのですが」

「却下」


却下されても、昨日と同じ服なんて着たくない。

それに、この格好じゃ出かけられないし。


「そうだ。お前、料理できる?」

「・・・それなりには」

「作ってよ。判定するから」


は?なんで、男に判定されなきゃイケないわけ?