極上の愛をキミへ

カタカタとキーボードの音が心地良く、瞼が重くなる。

身をソファに預け、瞼を閉じた。

再び目を覚ました時、ソファの上に横になっていて、タオルが掛けられていた。

パソコンは開いたままで、その横に突っ伏して男が寝ている。

自分に掛けられていたタオルを、男へと掛ける。

静かに隣に腰を座り、パソコンを除く。

見やすく、分かりやすく、まとめられた中身に、男の仕事が伺える。

マメな男。


「何してんの?」


寝ていた男はいつの間にか起きていたようで、突っ伏したまま顔だけこちらに向けていた。


「すいません。勝手に見て」

「別に良い。つか、その敬語辞めねぇ?休みなのに、仕事してる気分になる」


そんなこと言われても、上司なのは変わらないわけで・・・