極上の愛をキミへ

シャワーを浴び、風呂場を出ると、タオルと男物の服が置いてある。

それを身に纏い、部屋へと戻る。


「大きいんですけど」


あたしの言葉に、男はこちらを見る。


「お前、短いな。足」


は?なんで、そんなこと言われなきゃイケないのよ。

そりゃ、長い。とは胸張っては言えないが。

あたしは自分の荷物を置いている、ソファへと向かう。

その際、チラッと見えたパソコンの中身。


「仕事ですか?」

「まぁな。お前、どう思う?」

「何がでしょうか?」

「今回のプロジェクト」


あぁ、佐伯との仕事か。


「初の試みですので、簡単ではないかと」

「無理だと思うか?頭の固い、役員たちみたいに」


今回のプロジェクトに、役員たちは難色を示している。