極上の愛をキミへ

あたし、なんで戻って来てるんだろう。

手には、コンビニの買い物袋。

中身は、洗面用具一式と下着。

泊まる気満々じゃん。


「入るなら、入れば」


ソファの前にあるテーブルの上に置いてある、ノートパソコンを見つめながら男は言う。


「着替えも、タオルもないんですが」

「あぁ。置いとく」


そうですか。

あたしは買ってきたものたちを手に、風呂場へと向かった。

なんで、こんなことになったのだろうか?

って、さっきから自問ばっかだし。

色々突っ込みたいことはあるが、諦めよう。

1週間の疲れもあるし、アルコールも入っているので、いつもよりダルい。

サッサッとシャワーを浴びて、疲れを取るためにも一刻も早く寝たい。