極上の愛をキミへ

こんなとこに、ご飯屋さんなんてあるの?

不思議に思いながら、地下に続く階段を降りた。

ドアを開けると、いらっしゃいませ。と出迎えられる。


「そこでいいか?」


カウンターの中から、男の人が声を掛ける。

専務は何も言わずに、言われた席へと着く。

なので、あたしも同じ席に着いた。


「何食いたい」

「専務と同じもので」

「いつもの、2つ」


専務は、カウンターの中にいる男に頼む。


「希望の部署って、どこだ」

「え?」


突然何の話かよくわからず、聞き返す。


「さっき言ってただろ」


佐伯とのやり取りを思い出し、やっと話の流れを理解した。