「俺は大事な奴から、女を奪おうとしている。もし吏斗が生きていたら、俺にそんなことが出来るだろうか?あの頃の俺は、そんな自問自答を繰り返してた」
・・・知らなかった。
「でもいつまで経っても、答えなんて見つかんなくて・・・あの日。お前が吏斗に会いに行ったことを美沙から聞いて、吏斗に取られる。そう思ったら、どうしてもお前が欲しくなった。あの時のプロポーズ、案外本気だったんだ」
酔った勢いだと思っていた。
「でもお前の口から、吏斗を忘れたくないって言われて・・・吏斗は居ねぇけど、吏斗との時間がお前の幸せで、俺はそれを塗り替えようとしてる。塗り替えたところで意味なんてねぇのに。これでも、身を引いたつもりだった。お前の幸せを願って」
そんな風に、思ってたなんて・・・
やっぱり貴方は、相手のことを思える優しい人。
・・・知らなかった。
「でもいつまで経っても、答えなんて見つかんなくて・・・あの日。お前が吏斗に会いに行ったことを美沙から聞いて、吏斗に取られる。そう思ったら、どうしてもお前が欲しくなった。あの時のプロポーズ、案外本気だったんだ」
酔った勢いだと思っていた。
「でもお前の口から、吏斗を忘れたくないって言われて・・・吏斗は居ねぇけど、吏斗との時間がお前の幸せで、俺はそれを塗り替えようとしてる。塗り替えたところで意味なんてねぇのに。これでも、身を引いたつもりだった。お前の幸せを願って」
そんな風に、思ってたなんて・・・
やっぱり貴方は、相手のことを思える優しい人。



