極上の愛をキミへ

春都が玩具で遊びだしたところで、テーブルに麦茶を出す。


「すいません。こんなものしかないですけど」

「いえ」


テーブルを挟み、朝比奈と向かい合わせになる。

何処に視線を向けたら良いのかわからず、視線が泳ぐ。


「亜弥さんに直接聞けと言われました」


何の話?


「あの、亜弥とお知り合いでしたっけ?」

「いや。昨日、初めて会いました」

「そうですか。で、亜弥に何を言われたんですか?」

「何も知らないまま、生きていくと」


何が、どうなって、亜弥はそんなことを・・・


「子供が居たんですね」


朝比奈は、春都のことを見る。


「はい」

「結婚、おめでとう」


朝比奈の言葉に、あたしは苦笑いを零す。