極上の愛をキミへ

「ママ~」


春都の声に、我に返る。

そっと、春都のことを抱きかかる。


「お久しぶりです」

「いきなり、悪い」

「・・・いえ」


突然のことに、どうして良いかわからない。


「菅原と、亜弥さんに会った」


将生と亜弥?


「それで、亜弥さんに教えてもらった」


なんで?

どうして、亜弥があたしの住所を朝比奈に教えるわけ?

全く、流れがわからない。


「・・・話がしたい」

「話、ですか?」

「あぁ」


ここで?

ここ、玄関ですよ?


「中、入りますか?散らかってますが」

「お邪魔してもよろしいのでしたら」


流石にここじゃなんだと思い、朝比奈のことを中へと招き入れた。