極上の愛をキミへ

もう、2ヶ月も来てないなんて・・・

スケジュール帳を閉じ、受付へと向かう。


「すいません。用事が出来たので、また今度にします」

「わかりました」


受付の人は、淡々と保険証と診察券を手渡す。

それらを受け取り、重い足取りで病院を後にした。

もし仮に、妊娠していたら・・・

あたしは、どうすればいいのだろう。

現実を知るのを、これほども怖いと思ったのは初めてだった。

でも、このままにはしておけない。

盛大なため息を零し、産婦人科へと向かった。

言葉に表せない緊張感に包まれながら、産婦人科のスタッフの指示に従う。

そして診察室へと呼ばれ、医師の顔を見た瞬間泣きそうになる。