極上の愛をキミへ

2人で過ごした浜辺へと向かい、腰を下ろす。

時間のせいか、少しだけ肌寒い。

だけど、そんなこと、今はどうでも良かった。

瞳を閉じれば、一緒に過ごした時間たちが浮かぶ。

楽しそうに笑い合う、あたしと吏斗。

穏やかな気持ちで、吏斗との時間を思い出したの吏斗と別れてから初めてのことだったと思う。

あの頃のあたし達は、幸せだった。

ただ、そばに居るだけで幸せだった。

なのに、いつから変わってしまったんだろうね?

戻らない時間を悔やむことは、もうないと思うの。

でも、ちゃんと言いたい。

ありがとう。も、ごめんね。も、あたしはちゃんと吏斗に伝えていないから・・・

今更だけど、言っても良いかな?